ロッテに新加入した前阪神の鳥谷敬内野手(38)が11日、ZOZOマリンスタジアムで入団会見を行い、5月26日から甲子園で行われる古巣との交流戦に向けて熱い思いを語った。会見後は2軍のロッテ浦和球場を訪問。室内練習場などで2時間半、さっそく体を動かした。
練習の虫の体がうずいた。午前中、ZOZOマリンスタジアムで井口監督らへのあいさつ&入団会見を終えてから2時間後。鳥谷が現れたのは、西に約50キロ離れた2軍の本拠地・ロッテ浦和球場だった。
「(オフは)しっかり打つ、投げることはやっていた。当然、ピッチャーの球を見たりとか、打ったりっていうのはできないが、それ以外の、自分ができることはしっかりやってきた」
スーツから背番号「00」がプリントされた練習用のシャツに着替えて30分のウエートトレーニングで体を温めると、室内練習場へ。キャッチボール、守備練習、さらにマシン相手に1時間の打撃練習。気づけば2時間半がたっていた。ロッテの2軍関係者も「きょうは荷物整理を済ませて、軽く体を動かす程度と聞いていましたが…」と口をあんぐりだ。
阪神時代、ナイターの日も午前中に一番乗りで甲子園を訪れ、ウエートトレに励むのが日課だった。現役時代に鳥谷と自主トレを行った井口監督も「彼の練習量は現役選手の中で、おそらく一番だと思う」と感心していたが、そのスタイルはロッテでも変わらない。
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