東日本ボクシング協会の理事会が11日、東京都内で開かれ、東日本新人王運営委員会の石井一太郎委員長(37)=横浜光ジム会長=が、新型コロナウイルス感染拡大防止のために無観客で行われる東日本新人王予選(4月5日、東京・後楽園ホール)をユーチューブでライブ配信すると発表した。
石井委員長は「こういう初めての試みをやってみて、どのくらいの人が見てくれるか。協会として新しい試みをやるのは良い」と話した。
国内ボクシング動画配信チャンネルの「A-SIGNボクシングドットコム」で配信される予定。ともに横浜光ジムの前WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪(29)や元東洋太平洋スーパーフライ級王者の赤穂亮(33)ら現役のプロボクサーら8人程度がゲスト出演して、解説やボクシング談義に花を咲かせる。ほかの出演者は現在交渉中。
ライブチャット機能を使って視聴者から質問などを受け付け、それに出演者が答えるなど、視聴者参加型の企画も検討中。「今後、新たな収益源の一つになる可能性はある」と石井委員長。国内の興行の4月15日までの中止が決まっている中、唯一無観客で開催されることが決まった興行で、ピンチをチャンスに変える。
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