ボクシングの東京五輪アジア・オセアニア予選は10日、アンマンで行われ、日本女子初の五輪出場を決めた女子フライ級の並木月海(自衛隊)は準決勝で対戦した台湾選手の試合途中の棄権により、11日の決勝に進んだ。
並木は意外な形で決勝へ駒を進めた。自らは軽快に動いたが、集中力に欠けていた相手の陣営が1回の終盤にタオルを投入し、棄権を申し出た。
3分にも満たない短い時間でも手応えは感じた。身長153センチの自分よりかなり大きな相手のパンチを見切り、懐に入ってのワンツーが効果的だった。「(背の高い)相手のパンチを空振りさせて、中に入って打つのが好き」と笑った。
東京五輪出場が決まり日本から届いた多くの祝福を励みに決勝での快勝を誓う。「しっかり優勝したい」と力強く意気込んだ。(共同)
この記事をシェアする