投球する広島・森下=マツダスタジアム(撮影・村本聡) 広島のドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=が8日、西武戦(マツダ)で先発し5回3安打無失点、8奪三振と鮮烈なマツダデビューを飾った。
「とっても投げやすかった。これからこのマウンドでしっかり投げられるようにしたい。観客が入ったときに圧倒されず自分の投球ができるようにしたい」
2-0の四回1死から森の中前打、2死後、外崎に四球を与えてこの日初めて得点圏に走者を背負ったが、通算415本塁打の中村をカットボールで追い込み、チェンジアップで空振り三振。プロ入り最速の151キロをマークするなど伸びのある直球にカーブ、カットボール、チェンジアップを織り交ぜた緩急で西武打線を翻弄した。
即戦力の大学ナンバーワン右腕は、実戦3試合で11回2失点と堂々たる投球を披露している。登板直後に佐々岡監督がベンチ奥に座る森下に歩み寄り、グータッチで祝福。開幕ローテ入りはほぼ確実な状況だ。
この記事をシェアする