男子ウエルター級2回戦 2回、台湾選手(左)を攻める岡沢セオン 判定勝ちで準々決勝進出を決めた=アンマン(共同) ボクシングの東京五輪アジア・オセアニア予選は6日、アンマンで行われ、男子ウエルター級で昨年の世界選手権ベスト8の岡沢セオン(鹿児島県体協)が初戦の2回戦で台湾選手に5-0で判定勝ちした。8日の準々決勝に勝てば、五輪出場が決定する。
日本男子最後のとりで、岡沢は苦戦だった。1回は慎重に右のリードブローを当てて4-1と優勢。しかし2回はカウンターの反撃を浴びて1-4とポイントを奪われた。最終ラウンドは落ち着いて連打を放って勝ちきったが「危なかった。五輪が懸かっている試合は各国仕上がり方が違う」と肝に銘じた。
五輪を決めたい準々決勝は、リオデジャネイロ五輪のミドル級ベスト8の難敵ビカス(インド)と対戦する。「死に物狂いでいくしかない」と語った。(共同)