ボクシングの東京五輪アジア・オセアニア予選は5日、アンマンで行われ、男子ミドル級の森脇唯人(自衛隊)は2回戦で第2シードのイラン選手に0-5の判定で完敗し、今予選での五輪出場権獲得を逃した。
男子は出場6階級中、5階級で敗退した。ウエルター級の岡沢セオン(鹿児島県体協)は6日に初戦を迎える。
森脇は28日までに決まる開催国枠で選ばれなければ、5月の世界最終予選(パリ)に回る見込み。
23歳の新鋭、森脇は国際経験の乏しさが敗戦につながった。ノーモーション気味に左を飛ばしてくる相手に距離をつぶされ、左ジャブや右ストレートが不発だった。
日本にはあまりいないタイプの相手に、自らのボクシングを封じられた。東京五輪に向け、この悔しさを糧にするしかない。「自分の適応力、対応力の未熟さ。一番いい動きができるようにしていかないといけない」と唇をかんだ。(共同)