野球評論家の張本勲氏(79)が1日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・0)の名物コーナー「週刊・御意見番」に生出演。バッティングフォームを試行錯誤しているエンゼルス・大谷翔平投手に苦言を呈した。
番組では、大谷が今季のオープン戦で、筋肉を増強しただけでなく足を上げるフォームを試すもノーヒット。2戦目ではこれまで同様のノーステップのフォームで初安打を放ったことを紹介した。張本氏は「8年目ですよプロ野球に入って。ああだのこうだの迷ったらあんまりいい成績残せないよ。今は固まっておかなきゃ、バッティングの形が。8年目で何やってるの。やっぱり『これだ!』というバッティングを身につけていかないと」と声を荒げた。
ゲスト出演していたサンケイスポーツ専属評論家の真中満氏(49)が、自身も足を上げるバッティングフォームだったことを振り返りつつ「(足を)上げたほうが遠くに(ボールが)飛んだり(力が)伝わりやすくなるんで、ほんとうはこっち(足を上げるフォーム)を目指したいと思うんですよ。だけど、なかなかタイミングが取りづらい、難しいということで試行錯誤しながらやっているのかなという印象ですね」としつつ「大谷選手くらいパワーがあればスタンドは超える能力があるので、どちらでも良いと思うんですけど」と私見を披露した。張本氏は「これだけの素質と力があるのにもったいないねえ。ちゃんとしたバッティングフォームを教えるような人がおったらねえ、素晴らしいバッターになるけどねえ」と惜しんだ。
投手との二刀流について、張本氏は「9:1でピッチャー。バッティングはそこそこ打つけども、いい成績は残せない。ピッチャーはこんなもん100年に一人のピッチャーですよ」と絶賛。ロッテD1・佐々木朗希投手と「双璧」と称した。
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