田尾氏(右)は熱心に打撃指導する。久々に燃えているゾ(撮影・梅田淳) サンスポの直撃インタビュアーとしてもおなじみのフリーアナウンサー、梅田淳氏(59)が野球界の知人を訪ねる不定期コラム「うめじゅんの天の声」。今回は沖縄初のプロ野球球団として日本野球機構(NPB)への参入を目指す「琉球ブルーオーシャンズ」の田尾安志シニアディレクター兼打撃総合コーチ(66)=サンケイスポーツ専属評論家=を直撃した。
楽天初代監督の田尾さんが、久しぶりに燃えている。目が輝いている。
沖縄・八重瀬町の東風平(こちんだ)運動公園野球場で行われている琉球ブルーオーシャンズのキャンプで、田尾さんにお会いした。この日、NPBからまたひとり加わり、約3分の1がNPB出身選手。走る、守る、投げる、打つ、すべてにおいて「本物感が出てきた」と手応えを感じていた。
最初は柵越えがなかったが、100%でバットを振れるようになって、フェンスオーバーも出始めたという。土のグラウンドで、用具も満足にそろっていない。だけど、なんとかNPBに行きたい、戻りたいという選手たちの、貪欲でギラギラした感じが、自然と田尾さんを打撃ケージに近づけている。
清水(元ロッテ)が監督を務め、寺原(元ヤクルトなど)も投手コーチで支えている。
「鳥谷も来てくれないかな。今度、電話してみようかな」
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