阪神2軍春季キャンプ(9日、高知・安芸)阪神の育成ドラフト1位・小野寺暖外野手(21)=大商大=が9日、2度目のシート打撃で左翼へ一発。平田勝男2軍監督(60)は2軍初実戦となる11日のJR四国戦(安芸)でのスタメン起用を示唆した。
でっかいアピール弾だ。今キャンプ2度目のシート打撃の2打席目。インハイの真っすぐを振り抜くと、打球は左翼ネットを大きく揺らした。
「ちょっと詰まっていたけれど、打った瞬間、入ったと思いました」
3年目の牧の3ボールからの4球目。甘く入った球を逃さなかった。「後ろから平田2軍監督に『打てよ』といわれたので、振りにいきました」と笑顔を見せた。
前日8日のシート打撃でも中前打を放ち、首脳陣の評価は急上昇。平田監督も「一発でしとめたのは見事。初めてのキャンプで疲れも緊張感もある中での集中力、アピールしたい気持ち、実力も兼ね備えている。なかなかしとめられんよ」と絶賛。11日のJR四国戦でのスタメンについても「使わざるを得ない」とうなずいた。
3打数1安打の内容に小野寺は「本塁打の前後のアウトのなり方が悪い」と、三ゴロと遊ゴロに倒れた打席を反省。「明日もしっかりアピールしたい」と支配下登録へ、結果を積み重ねる。
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