最下位からの再建へ、求めるのは効率性だ。「同じことを3時間かけるか、1時間で終わらせるかで全然違う。(血液型が)B型だから、ちゃっちゃとやりたい」と指揮官。「やることをやったら早く終わればいい。だらだらする必要もない。監督、コーチの目を気にしてやる必要もない」と見せ練は禁止した。
ウエートトレーニングの時間も、「自分の好きな時間を使えばいいというスタイルを取った方が、選手はやりやすいかな。希望には応えたい」と選手の要望は柔軟に対応する方針だ。
ほかにも投手陣は第1クールから投内連係やサインプレーの確認を行い、第2クールから打撃投手を務めるなど、実戦形式を重視する。「われわれはチャレンジャー。ゆっくりしている暇はない」と高津監督。日本、米国、韓国、台湾を経験した指揮官が、ヤクルトを改革する。 (長崎右)
「自分たちが自主的に練習をできる時間を与えてくれる。それを大事にしながら、キャンプではやっていきたい」
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