日本ハムの金子弌大投手が25日、東京都内のトレーニングジムで練習を公開し、16年目のシーズンに向けてチームの勝利を最優先に黒子役も買って出る考えを示した。「下からチームを支えたい。極端に言ったら(自分は)0勝0敗でもいい」と力強く話した。
移籍1年目だった昨季は先発しても短いイニングで降板する「オープナー」や救援もこなした。「50試合で120イニングを投げるなど、今の時代ではあり得ない数字を残すことで、今後そういうところで投げる選手の評価が上がればいい」とチーム事情に合わせてどのような起用にも応えるつもりだ。
11月に37歳となる。若い頃に比べて球速が落ち、かつてほど打者に威圧感も与えられていないとの自覚は持っているという。「投げないことには結果は残せない。成績的に目立たなくても、終わったときに金子がいて良かったと言われる立ち位置にいたい」と表情を引き締めた。
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