大相撲初場所7日目(18日、両国国技館)33歳のベテラン、徳勝龍が恩師にささげる快勝で1敗を守った。近大時代に指導を受けた伊東勝人監督が18日に急死し、特別な思いを抱いて臨んだ一番で琴恵光を一気に寄り切った。「何でも前に出ないと決まらないと言ってくれていたのが監督だった」と教えを実践した。
4場所ぶりの再入幕で、西前頭17枚目の幕尻。2017年夏場所以来となる幕内での勝ち越しを、まずは目指す。「相撲で恩返しするしかない」と気力を奮い立たせた。