会見で笑顔を見せる高山。その表情には、来季にかける決意と手応えがにじんでいた(撮影・二星昭子) 大口と言われてもかまわない-。これが俺の決意表明だ! 阪神・高山俊外野手(26)が5日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、400万円増の年俸3600万円でサインした。2016年の新人王も、来季はや5年目。激戦の外野争いだが「(福留)孝介さんや糸井さんや近本を押しのいて」レギュラーをつかむと、強い覚悟を口にした。
無難な目標も、謙虚な言葉もいらない。並々ならぬ覚悟が、全身からにじみ出た。高山が新人王に輝いた2016年オフ以来のアップとなる、400万円増の年俸3600万円でサイン。会見で高らかに、宣言した。
「僕の中で(来季は)いけるという気持ちもありますし、来年は(福留)孝介さんや糸井さんや近本を押しのいてというか。『高山に勝てなかった』と言われるくらいね。大口たたきましたけど、それくらい、自分にプレッシャーかけてやりたいと思います」
言葉は力なり-。熱い思いをすべて込めた。
「今年はという思いで臨んだ」という4年目の今季。初めて開幕スタメンを外れたが、5月29日の巨人戦(甲子園)での代打サヨナラ満塁本塁打などインパクトを残し、最終的に105試合に出場(打率・269、5本塁打、29打点)。2軍暮らしが続き、わずか45試合で打率・172に沈んだ昨季とは違い、糸井や福留の離脱の穴を埋める働きも見せたが…。
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