新人王を逃した近本。虎番もショックを隠しきれなかった 「新人王じゃなくて残念なんですが…」
新人特別賞の挨拶で、近本の漏らした本音。全国の阪神ファンも同じ気持ちでしょう。
「NPB AWARDS 2019 supported by リポビタンD」
プロ野球界の最高峰たちが集結し、表彰される華々しい舞台に、われらが近本光司も招かれておりました。万雷の拍手の中、赤じゅうたんを歩みながら登場。盗塁王を表彰され、さらには新人特別賞…。その感謝のスピーチの中でポロッとこぼれた、冒頭の偽らざる思いでありました。
思い出したのは1998年。虎の新人・坪井智哉(現DeNA打撃コーチ)は135安打(当時の球団新人安打記録)を放って、新人王も…と虎党はひそかに思った。ただ、この年は川上憲伸(中日)、高橋由伸(巨人)、小林幹英(広島)もすごかった。新人の超当たり年。結果、川上が新人王に輝き、他の3人が特別表彰を受けた。
坪井の入団が1年前か1年後だったらなぁ…
一生に一度の新人王。運も味方にしなければいけないんだと、21年前の表彰会場で思ったもんです。
ことしの近本はもっと惜しかった…と思う。その奮闘のシーズンを見守ったわがサンスポ虎番軍団も、そろって泣いてます。
「僕には投票権はありませんが、ひいき目なしに近本だと思うんです。村上と近本、どちらの成績もすごいです。が、最後までギリギリの緊張感の中で3位の阪神。ヤクルトは最下位でしょ。結果を残した試合の緊張感が全然違うと思います」
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