最終調整する森。岡山の“先輩”渋野に刺激を受け、中学生Vに挑戦だ (撮影・戸加里真司) 「TOMAS CUP 第36回全日本サンスポ女子アマゴルフ選手権」は12日から2日間、静岡カントリー浜岡コース&ホテル高松コース(6358ヤード、パー72)で開催される。昨年大会で初日首位発進も5位に終わった森愉生(ゆい、15)=岡山・倉敷西中3年=がリベンジVで、来年の女子ツアー「フジサンケイレディスクラシック」の出場権獲得を狙う。今大会は106人が出場する。
昨年大会では初日に3アンダー69でトップに立ち、大会史上4人目の中学生Vを期待させた森。しかし、最終日に76と崩れて5位だった。
「昨年のことは覚えていません。悔しかったことしか分からない」
この日朝から18ホールを回り、鋭いアイアンショットでグリーンをとらえた。「飛距離が伸びたので、2打目以降が楽になりました」。9月発売のドライバー(ブリヂストンゴルフ・ツアーB JGR)に変更したところ、平均飛距離が約20ヤード伸びて245ヤードに。2打目を得意のショートアイアンで打てるようになり、コース攻略がしやすくなった。
大分出身だが小学5年時に岡山に移住した森にとって、「AIG全英女子オープン」で日本勢42年ぶりの海外メジャー制覇を果たした岡山出身の渋野日向子(RSK山陽放送)は誇るべき先輩。同5年時に出場した2015年「中国女子アマ」には当時高校生の渋野も参戦し、渋野は12位、森は37位だった。
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