ティー打撃で高めの球を打つ大城。来季は捕手一本で勝負する (撮影・谷川直之) 巨人は10日、宮崎秋季キャンプで第1クールが終了。原辰徳監督(61)は来季3年目の大城卓三捕手(27)を「ポスト阿部」に指名した。
「彼は捕手一本で自立して、レギュラーになってほしい」
大城はプロ2年目の今季、109試合で打率・265、6本塁打、30打点。打撃力を生かすために一塁手で42試合に先発出場した。捕手での先発は30試合だったが、来季は小林、炭谷らとの正捕手争いに挑む。
「リード面はすごくいいものを出している。打撃はきっかけがあれば、20-30本塁打を打てる可能性を秘めている」と原監督。阿部(現巨人2軍監督)が今季限りで引退し、丸に続く左の強打者が育てば、打線にも厚みが増す。
今回のキャンプメンバーで最年長の大城は「そこ(正捕手)を目指したい。全てにおいてレベルアップして、アピールできるように」と意気込んだ。ライバルの壁は高いが、攻守の要を目指して実りの秋を過ごす。 (谷川直之)
この記事をシェアする