阪神が獲得へ調査をすすめる牧田。経験豊富なベテラン右腕を狙う 阪神が米大リーグ・パドレスから自由契約になった牧田和久投手(34)の獲得調査を行っていることが31日、明らかになった。谷本修副社長兼球団本部長(55)は既にコンタクトをとっていることを認めた上で、「たくさん狙ってると思うので。選んでくれたらいいですけどね」とラブコールを送った。
自慢の投手陣をさらに強固にすべく、経験豊富なアンダースローに白羽の矢を立てていた。谷本副社長が牧田獲得へ調査を進めていることを明らかにした。
「たくさん狙っていると思う。複数ある中の一つだと思います。コンタクトしているのは事実です。選んでくれたらいいですけどね」
西武に在籍した7年間で53勝49敗、25セーブ54ホールド。先発だけでなく、中継ぎでも抑えでも安定した活躍を見せる万能右腕について「どこでもいけると思います」と能力を高く評価した。ポスティング申請をして2018年に米大リーグに挑戦し、パドレスと2年契約を結んだが、昨季はメジャーで27試合に登板。今季はメジャー登板はなかったがマイナーで43試合に登板し6勝3敗、防御率3・33。9月にマイナーで今季の日程が終了した際には「(日本復帰も)視野には入れている」と話していた。9月30日に自由契約となっていた。
古巣の西武も獲得へ向けて興味を示しており、争奪戦となるのは覚悟の上。阪神には勝算もある。今季限りで年俸4億円の鳥谷が退団、同3億5000万円のメッセンジャーが引退しており、メジャーで年俸約2億1000万円だった牧田を獲得するだけの資金は確保できる。
今オフはFA補強には消極的な姿勢だが、メッセンジャーが引退し、藤浪の復活が待たれる先発陣は不安要素があり、ソフトバンクから100勝右腕の中田を獲得。課題の大砲は助っ人の獲得を目指しており、青写真通り順調に進めば、V補強となりそうだ。
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