この日はファーム施設で練習を見守った三浦投手コーチ。来季は2軍監督に就く (撮影・斎藤浩一) DeNA・三浦大輔投手コーチ(45)が来季の2軍監督に就任することが28日、分かった。球団からの要請を正式に受諾したもようで、近日中に発表される。
2016年に現役を引退し、今季から投手コーチとして現場に復帰した。シーズン中はブルペン担当の木塚投手コーチと役割分担。ベンチから戦況を見守り、若い投手陣を精神面でも支えていた。
元エースとして、開幕前から「今のチームにエースはいない。エースとなる選手は自然と周囲からそう呼ばれる」とエース格となる投手の育成も視野に入れながら指導に当たった。ラミレス監督から開幕投手の任命権を託されると、4年目の今永を指名。今永は今季リーグ2位の13勝(7敗)を挙げ、球界を代表する左腕へと飛躍を遂げた。
現役時代は大洋時代から横浜一筋で25年間プレーした三浦コーチ。球団側は、将来の1軍監督就任も視野に入れ、今回の配置転換を決めたとみられる。ラミレス監督、青山ヘッドコーチのもとで学んだベンチワークを生かし、来季は若手育成に尽力する。
2軍監督としては11月1日の秋季キャンプで始動する見込み。22年ぶりのリーグ優勝、日本一を目指すチームで選手層の底上げを図り、常勝球団への礎を築く。
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