7月に国内フリーエージェント(FA)権を取得したDeNA・伊藤光捕手(30)が23日、球団事務所で会見を行い、権利を行使せずに残留することを表明した。
「本日、FA権を行使せずに横浜DeNAベイスターズにお世話になることに決めました。これからもよろしくお願いします」
今季年俸5500万円から4年総額4億5000万円プラス出来高の大型契約でDeNAが経営参画後、4年の長期契約は初で、「自分の想像以上の評価をいただいた」と笑顔をみせた。昨年7月にオリックスからトレードで加入。今季は夏場にけがで約1カ月半離脱したが、正捕手として活躍。「ベイスターズに救われた」と公言する伊藤光は「行使するとかには迷いはなかった。移籍するという迷いはなかった」と早い段階からDeNA残留を決めていたことを明かした。
「シーズンが終わってからも自分もSNSやファンの方に会ったときに『残ってください』『いて欲しいです』と言われたのが一番うれしかったです」とファンにも感謝していた。
伊藤光は今季、7月30日のヤクルト戦で左手薬指を骨折し、約1カ月半離脱したが、捕手ではチーム最多の84試合に出場。打率・254、キャリアハイの8本塁打、27打点を残すなど攻守でチームの2位躍進に貢献していた。
この記事をシェアする