星稜高・奥川恭伸の抽選に外れた(左から)巨人・原監督、阪神・矢野監督=東京都港区(撮影・松永渉平) プロ野球ドラフト会議(17日、グランドプリンスホテル新高輪)巨人・原辰徳監督(61)は「バランスのいいドラフトができた。95点くらい」と総括した。
3球団競合の星稜高・奥川、外れで2球団競合の東芝・宮川と2回連続で逃したが、青森山田高・堀田の交渉権を獲得。最速151キロの本格派右腕で、1位候補のAランクに入っていた。原監督は「エースになってくれる素材。将来性はナンバーワン」と太鼓判を押した。
育成を除けば、JR東日本・太田が高卒3年目の20歳で最年長。残り5人は高校生。常総学院高・菊田は高校通算58本塁打の大砲候補で「(岡本)和真に勝るとも劣らぬ迫力」と期待した。
自身の抽選の成績は1勝10敗。球団としては4年連続で2度抽選を外した。それでも内訳は投手3人、捕手1人、内外野が1人ずつ。指揮官の言葉通り、バランスの取れた指名となった。 (伊藤昇)
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