演じる年代にあわせて体重を5キロ増量した戸田。柔らかい雰囲気で主人公の青春時代を体現する=東京・渋谷(撮影・宮崎瑞穂)
ギャラリーページで見る 30日スタートのNHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜前8・0)でヒロインを務める女優、戸田恵梨香(31)が体重5キロ増の肉体改造をしながら約11カ月にわたる長丁場の撮影に挑んでいる。
同作は滋賀・信楽を舞台に、男性が多い陶芸の世界で前向きに奮闘する喜美子の成長物語。戸田は現在、撮影拠点の大阪で生活し、クランクインから5カ月が経過した。
東京・渋谷のNHKで取材に応じた戸田は「撮影は全く飽きないです」と充実の表情。劇中で15歳の喜美子を演じるにあたり、ふくよかな体形を目指して「食生活を一気に変えた」と明かした。
元々太りにくいため、まずは病院で体質を確認。1回の食事で1合半のご飯など「むかむかするくらい食べ続け」、丸みのある輪郭に。今後は「タンパク質中心の食事で、陶芸家らしく筋肉質にします」と説明した。
陶芸は撮影の3カ月前から特訓。「土を練るとき私の力と体重では足りなくて、男の世界だと痛感」するが、実際に茶碗など約20点を製作するなど奮闘中。地元は神戸市で、大阪弁の演技については、「滋賀もそうですが微妙に抑揚が違うので逆に難しいです」と確認しながら進めている。
実家の母親がサポートで訪れ、「朝食を作ってくれたり、久々に子供に戻った気分です」と感謝。主人公には「貧乏だけど不幸せではないというか。近年のヒロインより泥臭いですが、そこがいとおしいです」と愛情を注いでいた。
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