米大リーグ、エンゼルスは12日、大谷翔平投手(25)が13日に左膝蓋骨の手術を受けると発表した。手術するのは二部膝蓋骨。全治まで8~12週間の見通し。大谷は今年2月に左膝の痛みを訴え、MRI(磁気共鳴画像)検査を実施。その時点ではプレイに支障はないとの判断が下ったが、投手としてのリハビリが進むにつれ、痛みが大きくなった。チームドクター、エンゼルスのメディカルスタッフが10日の朝に手術を勧め、11日午前に大谷自身が手術を受ける決断をした。ただ、年内には右肘のリハビリを再開し、現時点では二刀流選手として来年の開幕に間に合う見込み。以下、ビリー・エプラーGMの一問一答。
--まず、状況から
「これは先天性の疾患で、ごくまれにそういう人がいるということだ。基本的には無症候性でこれまで問題なかったが、シーズン中に何度か痛みを発症した」
--シーズン中に悪化?
「投手としてのリハビリが進むにつれ、球速も83、85、86マイルと上がってきた。そうして徐々に(膝にかかる)負荷が大きくなる中で痛みも出てきた。よってここは大事にいこうと考えた」
--シーズン最後まで待てなかったのか?
「このまま投手としてのリハビリを続けて、何かあった場合、予期しないことを導く可能性があった」
--打つ分には問題なかった?
「スプリントスピードは、昨年と比べても変化はなかった。打球初速もまるで去年の数字を鏡で見ているようだった。しかし、トレーニングルームではウエイトを軽くするなど、調節を必要とした。打つことに変更が必要だったのはその部分だけだ」
--今後は?
「2~3週間で、投げられるようになるだろう。10週間ぐらいでマウンドから投げられるかもしれないが、その都度、目標の達成具合を確認していくことになる。しかし、12月中にはトミー・ジョン手術のリハビリプログラムを終え、12月か来年1月には打撃練習も再開できるのではないか」
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