「歌手生活五十五周年『感謝の響宴』」を開いた五木ひろし 歌手、五木ひろし(71)が5日、東京・芝公園のザ・プリンスパークタワー東京で「歌手生活五十五周年『感謝の響宴』」を開き、555人が出席した。
1964年のコロムビア全国歌謡コンクールで優勝し、松山まさるの芸名で歌手生活をスタートさせて55周年の節目の年。あいさつに立った五木は「17年前に他界したおふくろ(松山キクノさん)を楽させたいという気持ちが強かった。約束を果たし、親孝行できました。天国で『数夫(本名・松山数夫)、おめでとう』と言ってくれていると思います」としみじみ振り返った。
発起人に名を連ねた森喜朗(82)、小泉純一郎(77)両元首相が祝辞を述べ、先輩歌手の北島三郎(82)が鏡開きの発声を務めた。
五木は「よこはま・たそがれ」「千曲川」「長良川艶歌」など10曲を披露。締めのあいさつでは「女優を辞めて私の仕事や子育てに頑張ってくれた女房には、感謝の気持ちでいっぱいです」と夫人の早知子(旧芸名・和由布子)さん(60)に頭を下げた。
続けて「30歳になる長男が結婚しまして、子供ができました。初孫です。おじいちゃんになったことは今まで言っておりませんでした」と、大手外資系レコード会社に勤める長男が2年前に結婚し、子供が誕生したことを告白。万雷の拍手に包まれた。
日本国籍取得後、初めてのパーティー出席となった大相撲横綱・白鵬(34)が三本締めならぬ、五本締め。最後まで5にこだわった宴だった。