7R、攻める田中恒成=名古屋市武田テバオーシャンアリーナ(撮影・岩川晋也) プロボクシング・WBO世界フライ級タイトルマッチ(24日、名古屋・武田テバオーシャンアリーナ)世界3階級制覇王者の田中恒成(24)=畑中=が、挑戦者で同級1位のジョナサン・ゴンサレス(28)=プエルトリコ=に7回TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。
王者の風格が漂っていた。フライ級で2度目の防衛戦。田中は3回、右ボディーでダウンを奪ったが、4回にゴンサレスに左フックを食らいダウンを喫した。それでも7回に3度のダウンを奪うと、レフェリーが試合を止めた。
サウスポーとの対戦は2014年のプロ2戦目以来で、同じ左利きで東京五輪出場を目指す兄・亮明(25)=岐阜・中京学院大中京高教諭=とスパーリングを重ねてきた。
田中は6月にWBO世界スーパーフライ級王座を獲得した井岡一翔(30)をターゲットに4階級制覇も視野に入れており、夢の実現にまた一歩近づいた。