東海大相模が全国切符。横浜スタジアムでの記念撮影で笑顔が広がった (撮影・矢島康弘) 第101回全国高校野球選手権大会神奈川大会(28日、東海大相模24-1日大藤沢、横浜スタジアム)神奈川大会は東海大相模が日大藤沢に24-1と大勝し、4年ぶり11度目の出場。
気温33度を記録した横浜スタジアムで東海大相模が記録的な猛打を披露した。4番・山村崇嘉内野手(2年)が、2本塁打を含む、6打数4安打4打点と大暴れ。チームは計26安打24得点で神奈川大会決勝の最多得点を記録した。
「ホームランを狙っていたわけではなく、強い打球を心掛け振り抜いた結果がホームランになりました」
7点リードの四回に1番・鵜沼の2ランに続き、左の大砲が右翼スタンドに3ランを運んだ。7番・西川も左越えの2ランを放ち、いずれも2年生の100発トリオに1イニング3発が飛び出した。
山村は六回にも右越えソロを放ち、高校通算38発。鵜沼は22発、西川は42発で2年の夏ですでに3人計102発だ。この日は遠藤(3年)のソロと合わせて、大会タイ記録の1試合5発。24得点は1976年の決勝(対向上)で巨人・原監督ら大先輩たちが作った19得点を大きく塗り替えた。
山村は中学時代に武蔵府中シニアで投打二刀流として活躍し、U-15日本代表にも選ばれた。東海大相模では全国から集まった先輩や同級生にもまれ、1日1000スイングを自分への日課にしている。ヘッドスピードは昨冬の140キロから154キロまで上がった。
「(甲子園でも)チームの勝利に貢献できる打撃をしていきたい」と山村。目標は全国制覇を果たした2015年以来の頂点だ。名門校の新4番が初の大舞台に乗り込む。 (樋口航)
この記事をシェアする