八回に駄目押しの2ランを放った井上。4番が試合を決めた(撮影・寺口純平) 第101回全国高校野球選手権大会大阪大会(28日、大阪シティ信用金庫スタジアム)大阪大会は準決勝が行われ、履正社が近大付に7-2で勝利した。5-2の八回にプロ注目の4番・井上広大外野手(3年)が左中間に駄目押しの2ランを放った。金光大阪は東海大仰星に7-0で七回コールド勝ちした。兵庫大会も準決勝2試合を行い、今春の選抜ベスト4の明石商が8-4で高砂に勝利。神戸国際大付は育英に7-0で七回コールド勝ちした。決勝は、ともに29日に行われる。
目が覚めるような一撃をお見舞いした。5-2の八回2死三塁で履正社の4番・井上が豪快な一発を左中間に放った。
「最後のスイングは、テークバックを小さくすることが頭に浮かんだ。コンパクトに振った結果が出た」
近大付・水畑のストレートを完璧に捉えた。本塁打は2試合連続で、今大会3本目。5点差に突き放す1本で勝利を決定づけた。
井上は、1-1で迎えた五回無死一、二塁の絶好機で二飛に倒れていた。続く5番・内倉が逆転の2点打を放ち「自分が変なアウトになっても会心の当たりを打ってくれる。心強いです」と振り返ったが、仲間に助けられたままでは4番としてのメンツが立たない。
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