7月5日に初日を迎える大阪・新歌舞伎座の特別公演(18日千秋楽)で初座長を務める歌手、市川由紀乃(43)が3日、同所で会見した。
「令和元年という新しい時代を迎え、新歌舞伎座開場60周年の記念すべき年に初座長。デビューして26年、たくさんの方の支えがあって夢をかなえることができました」
きのう、劇場下で自分の名前が入ったのぼりを見たときは「ワーッって涙が出た」そう。
島倉千代子さんの半生を演じる1部の芝居「人生いろいろ~島倉千代子物語~」では、生前に島倉さんが愛用した着物3着をまとう。
「島倉先輩より10センチ以上も背が高いんですが、何の修正もなし。これは奇跡だねって。勝手に一心同体になれた、ぜいたくな気持ちを味わってます」
島倉さんが「人生いろいろ」を歌ったときの振り袖姿でニッコリの市川は劇中、セーラー服やウエディングドレス姿も披露。「恥ずかしい気持ちもどこかにあるけど、ちょっと弾けてがんばります」と意気込んだ。