退団公演「GOD OF STARS-食聖-」への抱負を語った紅ゆずる=兵庫・宝塚市内 宝塚歌劇団星組トップスター、紅(くれない)ゆずるが18日、兵庫・宝塚市内でサヨナラ公演「GOD OF STARS-食聖-」「エクレール ブリアン」(7月12日~8月19日、宝塚大劇場)の取材会を行った。
2016年11月にトップに就任し、大劇場5作目となる本作での退団を表明。10月13日の東京宝塚劇場公演千秋楽でトップ娘役の綺咲愛里(きさき・あいり)とともに退団する。
「全然涙なんてないです。最後は出演者全員が舞台にいる感じで、にぎやかに終わる方が自分らしいと思う」
傲慢な上海の三つ星天才料理人、ホンを演じ、現代アジアを舞台にしたクッキング・コメディーが最後の舞台。自身のファン時代の経験から、「退団公演ってこの世の終わりのような空気になる。ショーまでの休憩を『楽しかった』と言って過ごしてほしい」との思いをこめた、明るいラストとなりそうだ。
改めて宝塚生活18年を振り返ると、「同期もほとんどいなくなり、組の同期は10年目の時点でいなかった。自分のあきらめが悪くて良かったなと思いますね」。トップスターとしての感慨を、すがすがしく語った。
この記事をシェアする