まだ19歳ながら、高卒2年目の今季はリーグトップタイの41打点に、同5位の14本塁打をマークしているヤクルト・村上宗隆内野手。サンケイスポーツでは令和の長距離砲の素顔に迫るべく、関係者の証言などから徹底解剖した。また同じ右投げ左打ちで、通算171本塁打を誇る球団OBの小早川毅彦氏(57)=サンケイスポーツ専属評論家=が打撃スイングを分析した。
重厚な体に、鋭い目つき。捉えた打球は、逆方向となる左翼フェンスを軽々と越えていく。高卒2年目でセ・リーグ5位の14本塁打をマークする村上。パワーの源泉は188、97キロの体格だけでなく、「筋量」にある。
筋量(内臓含めた筋肉の量)77キロ、骨格筋量(筋肉の量)50キロはチームの日本選手トップ。プロ野球選手の平均値より約7、8キロ高く、胸囲は110センチ、太もも周りは60センチ、腕周りは35センチ、靴のサイズは29センチを誇る。
自慢の肉体は熊本・九州学院高時代から励んだ筋力トレーニングのたまものだ。「オフは毎日、ゴールドジムに行ってからグラウンドで練習する流れでしたね。しっかりしたウエートに取り組めていました」と村上。高校通算52本塁打。高3春には推定飛距離150メートルの特大弾を放った。
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