ロッテの清田育宏外野手(33)が25日、ソフトバンク11回戦(ZOZOマリン)に「3番・右翼」で出場。1点を追う七回、左翼席中段へ飛び込む逆転の5号2ランを放った。
自身初の4戦連発に「打った瞬間入ると思った。できすぎだと思います」。歓喜の一塁ベンチに向かって喜びを爆発させた。
それまで3打席連続で得点圏で凡退。四回1死満塁のチャンスで、一塁への併殺打に終わり「本当に悔しかった」と肩を落とした。
それでも、チームが逆転を許し迎えた七回1死二塁の同点機で、苦しんできた先発のサブマリン右腕・高橋礼から2番手・松田遼にスイッチ。「ピッチャーも代わったので気持ちを切り替えて打席に入った」。初球、落差の大きいカーブを空振ったが、「再び狙うのではなく、その球を頭から捨てたことで、高めのボールをしっかり捉えられたと思う」とプロ10年目の感性を大一番で発揮した。
殊勲の一打を放った男は、4試合連発の大当たりにも「元々ホームランを打つバッターではないので、チャンスでしっかりライト前ヒットが打てるように頑張ります」と清田らしさを貫き、打線を引っ張っていく。
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