プロボクシング・IBF世界バンタム級タイトルマッチ兼ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)同級準決勝(18日=日本時間19日、英国・グラスゴー)衝撃的な強さを示して決勝進出を決め、WBA、IBF世界バンタム級2冠王者となった井上尚弥(26)=大橋=が、破格のファイトマネーを稼いだ。軽量級では異例の総額約1億円。関係者によると年内に計画される決勝に勝利すれば、ファイトマネーや賞金などを合わせ、さらに約1億円をゲットする見込み。井上尚がリング外でも衝撃を与える。
名誉だけでなく実も手にする。IBF王者のロドリゲスから3度のダウンを奪う文句なしの勝利を手にした井上尚は、ビッグマネーを得ることになりそうだ。
関係者によると、昨年10月の元WBAスーパー王者のフアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)との1回戦、今回の準決勝と2戦に勝利したことで、合計のファイトマネーなど報酬総額が1億円を超えることになるという。
17階級中5番目に軽く、世界的な階級でないバンタム級のファイトマネーは、重量級に比べると4分の1程度とされる。日本の世界バンタム級王者の防衛戦は2000万-3000万円とみられており、井上尚は大きく上回る。