発表された「G-SATELLITE 宇宙へ」のキービジュアル ((C)Tokyo 2020 (C)創通・サンライズ) 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、東京都内で記者会見を行い、人気アニメ「機動戦士ガンダム」の模型を超小型衛星とともに宇宙へ飛ばし、大会への応援メッセージを地上へ送る計画を発表した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)、東大と連携して実施。ガンダムとシャア専用ザクがアスリートのため、地球周回軌道へ行きまーす!
「こういう時代になったということです。ガンプラが、宇宙に出る」。会見の席で「ガンダム」シリーズの生みの親、アニメーション映画監督の富野由悠季(よしゆき)氏(77)は、万感の思いを口にした。
今回の企画「G-SATELLITE 宇宙へ」は、組織委がJAXA、東大と連携して実施。来年3月、超小型衛星「ジーサテライト」にガンダムとシャア専用ザクの模型(ガンプラ)を格納し、国際宇宙ステーション(ISS)への補給機に積んで打ち上げる。その後、宇宙空間に放出。パラリンピック終了まで地球周回軌道を巡る。
ガンプラの足元には電光掲示板が搭載され「金メダルおめでとう!」などの応援メッセージを多言語で随時アップ。同衛星に設置された7台のカメラが宇宙空間のガンダムとザクの動画や静止画を撮影し、大会SNSなどへ発信する。2体の目もLEDで5色の五輪カラーに光らせる。