ソフトボール女子日本代表のエースで、4月27日の試合で左顎付近に打球を受けて負傷した上野由岐子投手(36)が「下顎骨骨折」で全治3カ月と診断されたことが7日、分かった。所属するビックカメラ高崎が発表した。本人の希望で転送された千葉県内の病院で、先月30日に緊急手術を受けて経過は良好だという。
上野は先月27日、群馬・太田市運動公園野球場での日本リーグ・デンソー戦に登板し、相手打球が顔面に当たって救急搬送された。当初は全治不明とされていた。チームの岩渕有美監督(39)によると、上野がマウンド上で打球を受けて負傷したのは初めて。
日本代表は今後、6月22日に開幕する日米対抗(シェルコムせんだい、東京ドーム)や、8月30日開幕のジャパン杯(高崎・宇津木スタジアム)を控えているが、上野の日米対抗出場は困難とみられる。
上野は2008年北京五輪で金メダル獲得に大きく貢献。日本代表の宇津木麗華監督(55)は、競技が3大会ぶりに五輪に復帰する来年の東京五輪で、開会式に先駆けて上野の38歳の誕生日である7月22日に行われる開幕戦(福島・あづま球場)で先発させる方針を示している。
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