おそらく、フロントは水面下で調査はしていると思う。あとは決断。今後、1軍に合流したマルテがはまってポジションがだぶるような形になってもいい。それはうれしい誤算で、そのときに考えればいいこと。まずは低迷する打線を活性化させることが先決だ。
巨人のようにクリーンアップに一発のある外国人選手が2人並べば、大山にかかる負担も軽減される。違った結果が出てくるかもしれない。福留と糸井が6番前後にドシッと座れば、打線の破壊力や相手投手へのプレッシャーも大きく変わる。
現状を打破するために矢野監督も打線の組み替えをやっているが、特効薬はない。巨人だけでなく、セ・リーグの上位にいるチームには頼りになる外国人打者がいる。外国人補強となると1カ月単位で時間を要する。借金は「5」。時間の猶予はない。 (サンケイスポーツ専属評論家)
★キナチカ復活を
土井氏は、開幕スタメンだった木浪、近本の新人1、2番コンビ復活を提唱した。「先発が左腕だとスタメンを外れることも多いが、それでは成長できない。木浪はバットコントロールが素晴らしい。近本も同じで、プラスして意外にパワーがある」。昨年まで2年間、打撃コーチとして在籍した中日では京田、高橋らを結果が出なくてもスタメンで使い続けた。「彼らは今年、花が開こうとしている。2人の2、3年後のことを考えれば、スタメンでどんどん使ってほしい」と話した。
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