(パ・リーグ、西武11-3オリックス、3回戦、西武2勝1敗、14日、メットライフ)今季ワーストタイの11失点で大敗したオリックス。それでも主砲が響かせた快音が、次戦につながる。吉田正が1試合で2発。プロ入り後5度目のマルチ本塁打で、希望の光を灯した。
「しっかり自分のスイングができた。1球で仕留めることができたので良かった」
両手に残る感触が明るい材料だ。まずは一回2死から右翼に先制弾。プロ通算50号となる今季2号ソロの次は、1-5の六回無死一塁でまたも右翼席に追撃の3号2ランだ。「(1本目は)ボール球を振らないように。変化球を見逃してしっかり反応できた。(2本目は)スライダーを狙っていました。腕が一番伸びるところで捉えられた」と、どちらも納得のいく一撃だった。
今季は開幕から4番を任されるも不振にあえぎ、11日のロッテ戦(ZOZO)で放った今季1号は開幕から49打席目だった。この日の試合前まで打率も・180と苦しんでいたが、・208まで上昇。西村監督も「きょう2本打ってね。2本目なんかは(攻撃陣として)これから追い上げよう、というところだった」と評価。その後、救援陣が打たれ、点差は広げられたが「あした1日休んで、切り替えていきます」と前を向いた。
前夜に2発を放った杉本とは青学大時代のチームメート。吉田正が3番、杉本が4番を打っていたが、プロでも前日から再びタッグを組み、吉田正は「懐かしかった。このままずっと組めたら」と願った。2人が見せた豪快なアーチ。ファンを魅了する放物線のように、チームも上昇カーブを描きたい。 (西垣戸理大)