12球団のキーマンに迫るインタビュー企画の第10回は、中日・京田陽太内野手(24)を直撃。2017年の新人王は、ドラフト1位・根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=の加入にも、「僕も遊撃一本」と宣言した。2020年東京五輪の侍ジャパン入りを目標に掲げ、遊撃手として、中日黄金期を支えた「アラ・イバ」のような存在になることを誓った。(取材構成・三木建次)
--北谷球場を離れるのはいつも午後6時すぎ。よく練習している
「自分で納得できるまで練習をしています。実戦の内容もいいし、ここまでは順調にきています。あとはけがをしないことだけです」
--一昨年は新人王。昨年は打率を大きく落とした(・235)
「技術うんぬんではなく、研究されて、考えすぎたのが駄目だった原因だと。消極的になりすぎて、打ちにいっていなかった。だから開幕までの実戦は積極的にバットを振っていこうと思っています」
--根尾の入団で、遊撃争いが激化と報道されている
「いつも聞かれるけど、今は根尾君の『ね』の字もないですよ。彼には早くけがを治してほしいと。まだ、僕と同じ舞台に立っていないのだから(報道陣も)比べちゃ駄目ですよ。いや、比べられるのは残念(笑)。僕は気にしていないが、向こうがかわいそう」
--2年連続で規定打席に到達。新人と比較されるのは心外か
「僕は実績といってもまだ2年ですよ。今年も試合に出られると思ったら大間違い。正直、根尾君のことを考えている暇はないです。同じ遊撃手では(堂上)直倫さんも打撃の調子がいい。内野手の方がみんな、実戦で結果を出している。他に争わなければいけない人がいるんです」
--今、12球団で一番うまい遊撃手は
「守備なら源田さん(西武)ですね。ダントツだと思います。プロでは同期生ですが、打球への入り方、間合いがすごい。ユーチューブで源田さんのプレーを見て勉強しています」
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