17日の中日との練習試合に出場した山田哲。ユニホームの右胸、ヘルメットに「XFLAG」のロゴが入る プロ野球のヤクルトがIT大手ミクシィ(本社=東京・渋谷区、木村弘毅社長)と今季のスポンサー契約を結ぶことが18日、分かった。「トップスポンサー」としての契約で近日中に発表される。エンターテインメント事業を手掛けるブランド「XFLAG(エックスフラッグ)」のロゴマークがユニホームなどに掲げられ、同社は金銭面以外でも全面サポートする。設立50周年を迎えたヤクルトが売上高約1900億円を誇る気鋭のIT企業と強力タッグを組み、4年ぶりの頂点を目指す。
設立50周年の記念イヤーに頼もしい援軍が現れた。ミクシィが、ヤクルトとのスポンサー契約で合意。ユニホームの右胸、ヘルメット、神宮球場の一、三塁側ベンチ内にミクシィのエンターテインメント事業を手掛ける「XFLAG」のブランドロゴが掲げられる。
売上高1890億円、経常利益727億円(2018年3月期)を誇る企業の支援は、球団にとって大きな後押しになる。契約内容は非公開だが、スポンサー契約の中では最上位の「トップスポンサー」で、金額も破格の規模とみられる。
期待されるのは、ID野球の先駆者として知られる歴史ある球団とIT企業による化学反応だ。スポンサー関係者は「お金だけでなく、リソース(経営資源)やコンテンツを含めて提供したい」と説明。「XFLAG」はスポンサー活動を通じ、金銭面だけでなく、球団のブランド価値向上、観客増に向けたサポートまで視野に入れているという。
この記事をシェアする