苗場スキー場に隣接した会場で熱唱する松任谷は生涯現役を宣言=新潟・湯沢町 シンガー・ソングライター、松任谷由実(65)が4日、新潟・苗場プリンスホテルで毎冬恒例のリゾートライブ「SURF&SNOW in Naeba」(18日まで)をスタートさせた。公演前の取材では2020年末で活動を休止する嵐に言及し「(休止を経て)もっと大きいグループ、個人になると思う」と復帰を熱望。自身の今後については「ユーミンからは引退しません」と生涯現役を表明した。
最低気温が氷点下9度と極寒の苗場で、ユーミンが国民的アイドルの決断について熱く語った。
嵐とは昨年3月の日本テレビ系「嵐にしやがれ」で初共演。同年末のNHK紅白歌合戦でも出場歌手として顔を合わせており、「ナチュラルでウイットに富んだ素敵な5人」と絶賛。グループの早期復活を願うとともに、知人を通じて親交のある松本潤(35)には「活動を休止して時間ができたら、飲みに行こうかしら」と呼びかけた。
一方で、1972年のデビューから休まずに活動する松任谷は「再始動には5倍、10倍のエネルギーがいると思う」と推測。自身は夫で音楽プロデューサー、松任谷正隆氏(67)と76年に結婚したが、前年75年にシングル「あの日にかえりたい」がヒット。人気アーティストとして注目された時期で「(結婚を機に活動を休止して)ブームから逃げたいと思ったけれど、音楽を辞められない自分にも気づいた」と振り返った。
嵐のアイドルとしての重圧に自身の思いを重ねた松任谷は、今回の活動休止を必要な節目ととらえ、強風でもしなやかで折れない竹を例に「節があるから成長する」と今後の活躍に期待。