北東北大学野球リーグ・富士大の佐々木健(たける)投手(4年)=青森・木造高=が、今春から社会人野球のNTT東日本(東京)へ進む。2017年の都市対抗野球で優勝した強豪だ。青森で育ち、岩手で腕を磨いた最速152キロ左腕は、「先発で勝てる投手になる。2年後にドラフト1位でプロへ行く」と決意。31日からチームのキャンプに参加、ルーキーイヤーに備える。
津軽の豪腕が、東京で花を咲かせる。佐々木がNTT東日本での活躍を誓った。
「不安はあるが、しっっかり成長したい。都市対抗で活躍して、2年後にドラフト1位でプロに行くのが目標」
昨年はリーグ10連覇の富士大で先発として春3勝、秋5勝。同6月には日米大学野球など、国際大会に出場する大学日本代表候補に名を連ねた。ドラフト会議では上位指名が確実といわれた。
だが「勝負と思った3年生で結果が出なかった」とプロ志望届は出さず社会人入りを選択。「都市対抗優勝をテレビで見ていたチームから話をいただき、鳥肌が立った」と縁を感じ、NTT東日本への入社を決めた。
昨年7月には、富士大の同期で社会人野球に進む楠研次郎外野手(東京ガス)、村上英投手(新日鉄住金かずさマジック)、上島迅翔投手(JFE東日本)と都市対抗本戦を観戦。西武D6位・森脇(セガサミー)らの投球に目を奪われた。
「社会人の打者はまぐれでは抑えられない。ゲームメークや制球力は大学と比じゃないし、あの雰囲気で平常心で投げられるのもすごい」
2年後のプロ入りへ「先発で勝負したい。勝つことが一番のアピール。『勝てる投手』になる」と力を込めた。そのためにも「130キロ台をなくし、150キロ近い球速をコンスタントに出せるようにする」と、持ち味の直球の向上にも貪欲だ。
昨年12月からチームに合流しており、31日から千葉・船橋市のチームグラウンドで行うキャンプにも参加する。「新人だからと遠慮せず、1年目から勝負できるよう、しっかり調整したい」と佐々木。チームと自身の飛躍へ、勝負をかける。 (井上幸治)