今季、最多セーブの初タイトルを獲得したDeNA・山崎康晃投手(26)が19日、日本サッカー協会が子供の育成を目的に展開する「こころのプロジェクト」で「夢先生」となり、神奈川県大和市立下福田中学校を訪問した。
中学2年生の生徒37人と体育館でゲームをしてコミュニケーションを深めた後は、教室に登壇。幼少期からの歩みやターニングポイント、帝京高卒業時にドラフトで指名漏れした際の挫折について語り、夢や目標を持つ楽しさを説いた。
「話をしていても、みんなの目が輝いていて僕自身も楽しい気持ちになりました。彼らがいつか夢をかなえて、そういえば中学校の時に山崎に話を聞いたなあ、と思い出してもらえる日を楽しみにしています」
亜大で、野球部の練習の合間を縫って教員免許を取得しており先生ぶりは堂々たるもの。授業の最後は生徒との質疑応答で「彼女はいるんですか?」の問いには「今はいない。お母さんを大切にしているので、結婚はお母さんに幸せになってもらった後で」と優しい素顔をのぞかせた。
「最高年収は?」という質問にも「今は2億5000万円もらっています」と正直に解答し、教室は大歓声。終始丁寧に楽しい授業を行い、生徒たちをひきつけていた。