契約更改後、笑顔で会見する巨人・岡本=東京・大手町(撮影・矢島康弘) 巨人・岡本和真内野手(22)が東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季の1200万円から567%の大幅アップとなる年俸8000万円でサインした。
「最大限の評価をしていただきました。今年に関しては文句のつけようがないと言っていただいた。すごいうれしかったです。(増額分の使い道は)税金関係なく、全部貯金します」
岡本は4年目の今季、大ブレークを果たした。打率・309、33本塁打、球界史上最年少となる22歳での100打点も達成。プロ3年間で1本塁打から急成長を果たした。
「無我夢中で一試合、一試合、食らいついていこうという思いで1年間が過ぎていった。打てたり打てなかったり、勝敗に関わることが起きたりとか、いろんな経験をさせてもらえたのが、自分の中では勉強になった」
「6番・一塁」で開幕スタメンの座をつかむと、序盤は好調を維持。6月2日のオリックス戦(京セラ)でプロ初の4番に起用され、以降その座を不動に。7月の32打席無安打、9月14日のDeNA戦(横浜)での右手死球など試練を乗り越え、チームで唯一、全143試合に先発出場。そしてレギュラーシーズン最終戦、10月9日の阪神戦(甲子園)で八回に2打席連発となる33号2ランを放ち、最後の最後で大台の100打点に乗せた。
来季は原監督が「4番・三塁」での起用を示唆している。相手のマークや、ファンの期待が高まる来季へ「1年だけといわれるのが一番僕の中では嫌。毎年キャリアハイを出せるのが理想です。もっと成長していけるように頑張りたい」と力強く語った。
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