ラグビーの大学選手権で22季ぶりの優勝を狙う明大(関東対抗戦4位)は初戦の3回戦(16日、金鳥ス)で、関西2位の立命大と対戦する。SO松尾将太郎(4年)は高校同期で立命大の主将、FL古川聖人(まさと、4年)との激突に「大学最後の大会で当たるのは楽しみでしかない」と旧友との対決を待ち望む。
2日の早明戦に明大が敗れ、大学選手権での対戦が決まったとき、古川から松尾にすぐメールがきたという。福岡県中学選抜で古川が主将、松尾が副将となったときからの仲。高校も2人そろって東福岡高に誘われ3年で全国制覇。U-20(20歳以下)日本代表でも共に世界を相手に戦った。
ただ、勝負は別。松尾は12日の東京・世田谷区内の練習でも、全体練習後に約20分、ゴールキックの調整に励んだ。「しっかりメイジのラグビーを見せるのが僕の仕事。立命大に勝つことだけを見つめ、その中で懐かしい仲間と試合できる楽しさを感じたい」と必勝を誓った。 (田中浩)
この記事をシェアする