選手会ゴルフに参加した広島・丸。左は土生=三原市・白竜湖カントリークラブ(撮影・加藤孝規) 広島から国内フリーエージェント(FA)宣言した丸佳浩外野手(29)が26日、三原市内で選手会主催のゴルフコンペに参加。宣言残留を容認している広島、地元千葉に本拠地を置くロッテ、ペナント奪還に燃える巨人との交渉を終え、悩みは深まっている。
「あまり時間はなかったですが、(家族と)話はしました。早いうちに決断できればベストだとは思いますけど、リミットを決めているわけではない。(イベントの)合間合間で、自問自答しながら考えるようにはしたいです」
昨季セ・リーグMVPに輝き、今季も打率・306、ともに自己最多の39本塁打、97打点をマークしたリーグ3連覇の立役者は、19日に本拠地で広島と残留交渉、22日、24日には東京都内でロッテ、巨人と話し合いを行った。丸自身は2度目の交渉をしない意向を明かしており、近日中に去就を決めるとみられる。
この日、ベストナインが発表され、丸は両リーグ最多となる271票を集めて3年連続4度目の受賞となった。「ひとつの目標として毎年取れるように頑張っている。そういうなかで受賞できたのは本当にうれしい」。新たな勲章を手にした男の決断に、注目だ。(柏村翔)
「次の連絡はまだありません。答えなのか、もっと話し合うのか、こちらとしては連絡を待っているところ」
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