イベントに出席した新庄氏。古巣の矢野監督に新庄流のエールを送った(撮影・松永渉平) 阪神、日本ハムなどで活躍した新庄剛志氏(46)が16日、大阪市内で行われた電子タバコ「myblu」をPRするイベントに登場。17年ぶりのリーグ最下位に終わった古巣の矢野燿大監督(49)に対して新庄流のアドバイスを送った。
自ら切り出すほどの猛虎愛をみせた。新庄氏はイベントの終了間際に「タイガースどうですか? タイガースに育ててもらったんで。矢野監督、強くなりそうですか?」と記者へ逆質問。17年ぶりに最下位に沈んだ虎を気にかけると、新監督へエールを送った。
「矢野さんラッキーですよ。上がるだけだから」と新庄節を炸裂させると、「矢野さんをみんなが胴上げしたいなって気持ちにさせるような監督であることが一番じゃないかな。(そうなったら)チームは強くなる」と、再建論を語ってみせた。
阪神では1990年から11年在籍し、92年に亀新フィーバーを起こしたがリーグ優勝はなし。日本ハム時代の2006年に日本一となり、当時のヒルマン監督を胴上げへ導いた男だからこそできるアドバイスだ。
98年に中日から移籍した矢野監督とは2000年まで3年間一緒にプレー。「矢野さん、あんまり知らない」としながらも、捕手と中堅手でレーザービームホットラインを築いた。
当時は暗黒時代と呼ばれ苦い経験をしてきた。当時を振り返りつつ「選手個人に任せて練習をさせてほしい。阪神は『やれ!やれ!』っていうのがすごい。そうなると練習のための練習になるから。それじゃ伸びないから」と、選手の自主性に任せることを提案。現在の阪神とは状況とは異なるが、人気球団の中で苦しい経験をしてきたからこそわかるだ。
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