米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)は13日(同14日)、プロボクシングの異なる団体の世界王者らが参加する最強決定トーナメント、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)の3階級(バンタム級、スーパーライト級、クルーザー級)の1回戦全日程が終了し、2019年始めに予定されてる各階級準決勝2試合、計6試合の対戦カードが決まったと伝えた。ESPNのダン・ラファエル記者は全6試合の中で「どの試合が魅力的か?」と、独自の順位を付けて試合展開を予想。
その中でバンタム級準決勝のWBA王者・井上尚弥(大橋)対IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)は、全体4位の位置づけ。その理由として「イノウエはボクシング界で最も目を見晴らせるファイターの1人。対するロドリゲスは無敗ではあるが、この試合が大接戦になるとは思えない」と、WBA・IBF王座の統一戦は井上の一方的な展開になると予想した。
バンタム級準決勝のもう1試合、元世界5階級制覇のノニト・ドネア(フィリピン)対WBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)は、井上の試合よりも上位の注目試合2位にランクイン。「パワーパンチャー同士の統一戦。それは私の好みだ」と選考理由を述べた。同記者が選んだ1位は、スーパーライト級準決勝のIBF王者のイワン・バランチク(ベラルーシ)とジョシュ・テイラー(スコットランド)の一戦で、異なるタイプの両者の対戦は面白い試合になると予想した。
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