突如、代理人をともなって球団事務所を訪れた金子(撮影・岡田茂) 故障者特例措置により、2度目のフリーエージェント(FA)権を取得したオリックス・金子千尋投手(34)が5日、代理人を伴って球団事務所を訪問した。
エースの突然の登場に報道陣も大慌て。午後4時15分に姿を見せると、約2時間、森川球団本部長補佐、久保管理部長と会談の場を持った。
会談後、金子と代理人は無言で事務所を後に。取材対応した森川球団本部長補佐も「具体的にお話しできることはありません」と明言は避け、海外FA権行使については「申請書類を預かるということはしていません。FAの話をしたわけではない。いろんな選択肢の話をした。結論は出ていない」とした。
球団側は今季年俸5億円(推定)の金子に対して、野球協約が定める減額制限(1億円超は40%)を超える大減俸を提示。それを受け、金子サイドが球団側に様々な意見を伝えた形だ。球団は来季も必要戦力として交渉を続けていくもよう。残留か、国内移籍か、それともメジャー挑戦もあるのか-。金子の動向に注目が集まる。
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