両国国技館公演が決まったポール。ファンとの距離が近いアットホームな空間で歌声とベースを響かせる 元ビートルズのポール・マッカートニー(76)が11月5日に初の東京・両国国技館公演を行うことが27日、分かった。10月31日から始まる日本ツアーの追加公演として、大好きな大相撲の聖地に立つことが実現。日本武道館に続いて国技館を音楽の聖地に変えるロック界の横綱は、「みんなで一緒にパーティーしよう!」と呼びかけている。
相撲好きのレジェンドが土俵入りだ。
両国国技館公演は、10月31日の東京ドーム公演からスタートする日本ツアーの追加公演。11月8日に行う初の名古屋公演前の同5日に開催する。
1966年にビートルズとして初来日公演を行った武道館を音楽の聖地に変えたポール。関係者によると、かねてよりポールが「もし可能なら、日本武道館のような日本の伝統的な会場でコンサートを行ってみたい」と希望していたことから、国技の殿堂での初公演が実現した。
ポールの相撲愛は有名だ。93年に2度目の来日公演を行った際、九州場所で初めて観戦。2013年の来日公演時もナンシー夫人と九州場所5日目(11月14日)を訪れ、幕内土俵入りから結びの一番まで熱視線を送り、同21日には懸賞金を出したほどだ。
イベントやライブ会場としても使用される国技館で単独公演を行った海外アーティストは、16年の英ロックバンド、アイアン・メイデンらわずか。ポールにとって約7000人規模の会場は、世界ツアーを見渡しても最小規模。息づかいや奏でるベースの重低音を間近で感じられるだけに貴重な時間となりそう。
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