日本、ベトナム両国の国際交流にひと役買った左から千葉涼平、橘慶太、緒方龍一、ドン・ニー、伍代夏子、杉良太郎、ATSUSHI、チョン・ヒエウ、ピコ太郎=ハノイ市 【ハノイ(ベトナム)9日深夜=山内倫貴】外務省の日本ベトナム特別大使を務める歌手で俳優、杉良太郎(74)が両国の外交関係樹立45周年記念事業「日越友好音楽祭」を開催した。両国の豪華アーティスト13組が集結し、日本からはEXILEのATSUSHI(38)ら杉の呼びかけに賛同した5組が出演。杉は妻で歌手、伍代夏子(56)とのデュエットを披露し、「歌声に乗せて平和のメッセージを伝えたい」と力を込めた。
この日の最高気温は30度で湿度70%。深夜でも多くの市民が屋台に繰り出す熱気あふれるハノイに平和の歌声が響いた。
会場はハノイ駅に近い同市最大規模の多目的ホール・越露文化宮。「日越友好音楽祭」をプロデュースした杉が通訳を介し「歌声に乗せて平和のメッセージを伝えたい」とあいさつすると、約3000人から温かい拍手がわき起こった。
ステージでは伍代とのデュエット曲「angel~天使を見つけた~」を披露。杉が長年にわたり支援する同市のグエン・ディン・チュウ盲学校の生徒に人気であることから選曲した。
心が傷ついても前向きに生きる大切さを歌っており、サビの高音では伍代の♪信じましょう-に続き、杉が♪愛しましょう-と熱唱。ATSUSHIは民族衣装のアオザイ姿で自身が作詞作曲の「道しるべ」を披露して友好ムードを演出した。
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