藤原は大阪府選抜として昨年12月の台湾遠征に帯同。右膝痛の影響もあって出場はなかったが、台湾選手の印象は頭の中にある。特に長身右腕のリ・チェンシュン投手は「球がすごく速かった。そのときは148キロだったが、今は155キロと聞いている」。ほかにも145キロ超えの投手がズラリ。しかし直球も苦にしない藤原がリードオフマンとして突破口を開く。
「(1敗して)より一層、挑戦者と思ってできるので、ここからギアを上げていきたい。セーフティーバントもやる。エラーでも何でもいいのでとにかく出る」
大阪桐蔭でも昨夏、秋の負けを今年の春夏連覇につなげた。悔しい負けを原動力にするのが、この男だ。2次リーグは1次リーグで韓国に敗れた1敗を持ち越すため、7日に日本が台湾に敗れ、韓国が中国に勝てば、日本の連覇の可能性は消える。まずは2次リーグで2連勝を決め、決勝で必ず韓国にリベンジする。(須藤佳裕)
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