適時打を放つ侍ジャパンU18日本代表・小園海斗=都内近郊のグラウンド(撮影・加藤圭祐) 高校野球・日本代表合宿第5日(29日、東京都内)野球のU18(18歳以下)アジア選手権(9月3日開幕、宮崎)に出場する高校日本代表は、明大との練習試合に4-4で引き分けた。
プロ注目の遊撃手、報徳学園(兵庫)の小園海斗内野手(3年)は、明大との練習試合に3番で先発出場し、2安打を放つなど存在感を見せた。
「絶対に打ちたいという気持ちがあった。そういう気持ちを忘れずに打席に立ちました」
主力級をそろえた名門を相手に価値ある引き分け。小園は侍の先輩撃ちの2安打1打点に息を弾ませた。
昨年のU18W杯(カナダ)をともに戦った2番手・磯村峻平投手(1年)を攻略した。代わったばかりの四回先頭で中前打を浴びせ、4-2の五回二死二塁では12球目を右前に運び、1点差に迫る適時打とした。
前日28日の大学日本代表戦(神宮)ではチーム1号をマーク。この日も木製バットへの対応力を示した。「先輩たちにもいい報告ができるように絶対に優勝したい」。確かな自信を手に、アジアの頂点を目指す。 (須藤佳裕)
「きのうは欲が出てスイングが大きくなってしまったので、原点に戻り逆方向を意識したことで結果が出た」
この記事をシェアする